丹羽SODロイヤル会報ブログ

日本SOD研究会の会報を個人的にまとめたり感想などを言っております。

*会報は丹羽SODロイヤルご購入時に同封しております。

『子供の風邪と抗生物質について』(SOD研究会報NO、71より)

日本SOD研究会から第71回目となる会報が発行されました。

今回は、子供の風邪での抗生物質の必要性についての記事(読売新聞から引用。)とアレルギーによる目の病気で多いアレルギー結膜炎についての記事(きょうの健康から引用。)となっておりました。

風邪での抗生物質の投与は必要ないということが発表されたようです。ほとんどの風邪の原因は細菌でなくウイルスで、抗生物質は細菌には効果があり、ウイルスに対しては効果がないのですが、病院で抗生物質を使われた方も多いようです。もちろん細菌が原因の病気(溶連菌感染症など)の治療では抗生物質が使われるのですが、二次感染の予防を目的に抗生物質を使っていたお医者さんもいるようです。しかし、海外の研究では抗生物質は風邪には効果がなく、細菌の感染予防にもならないことが分かっており、また、何度も無意味な抗生物質を使用することで抗生物質の効果が薄くなってしまう事や、子供の成長に悪影響を与える抗生物質もあることから細菌感染の確認が出来ないのに抗生物質を使用することに対し注意を呼びかけているようです。子供が風邪を引いたとしても大人と同様に栄養・水分・睡眠をしっかりとり安静にして治すことが大切だそうです。

私は風邪で抗生物質を使われたことはないのですが、効果がないのに使われてしまうのは残念ですね。ましては子供の成長に良くない抗生物質もあるようなので、風邪で抗生物質は使用しないよう注意した方がよさそうです。(細菌感染の場合は別ですが…。)

アレルギー性結膜炎はひどくなってしまうと視力に悪影響を及ぼす場合もあるので、早期の治療が大切なようです。原因としては、花粉やほこり・コンタクトレンズの汚れ等があり、特に春のスギ花粉が原因で患者さんが急増するようです。酷い場合には、かゆみの他に大量の目やにがでて角膜に傷がついてしまう「春季カタル」やアトピーの方に見られる「アトピー性角結膜炎」などになってしまうことも考えられるようです。アレルギーの対策としては、原因の物質を調べてその物質と距離をとる事(花粉の場合はメガネをかけるなど。)や痒くなっても手でこすらず冷たいもので冷やしてあげる事(水洗いは涙の成分を薄めるためオススメはしないとのことでした。)などがあるようでした。

私は結膜炎にはなったことがないのですが、ひどくなってしまうと大変なようなので、心当たりがある場合には早めに病院で相談したほうが良いかもしれません。きちんと検査をし対策することで症状を和らげたり、アレルギー物質を遠ざけたり出来るので早期発見・早期治療が大切だなと思いました。

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