丹羽SODロイヤル会報ブログ

日本SOD研究会の会報を個人的にまとめたり感想などを言っております。

*会報は丹羽SODロイヤルご購入時に同封しております。

『サプリメントについて』(SOD研究会報NO、78より)

日本SOD研究会から第78回目となる会報が発行されました。

会報の内容は、世の中には沢山の種類が存在し、手軽に手に入れることが出来るようになったサプリメントについての記事と健康に良いと言われる大豆イソフラボンについての記事となっておりました。

手軽に摂取できるようになったサプリメントですが、植物に多く含まれビタミンAになるベータカロチンやビタミンEに摂り過ぎに注意が必要だと言う専門家の方もおられ、欧米の喫煙者を対象に肺ガンにベータカロチンが効果的かを調査した実験結果では、多くのベータカロチンを摂取した方が肺ガンの発症率が2割程高くなり、また、欧米の実験結果では毎日大量のビタミンEを摂取することで死亡率が高まる恐れがあるという結果が出ているようです。(ベータカロチンの実験結果は喫煙者を対象にしたもので、健常者の発ガン性が高まると示されたものではありません。)水溶性で尿から排出されるビタミンCとは違い、ビタミンEやベータカロチンは脂溶性で蓄積されやすいので、適量が大切だということです。サプリメントは栄養素が濃縮されていることや、多種多様のサプリメントを摂取することが考えられる事から過剰摂取に繋がるので、普段の食事で過剰摂取になるということはないようです。

過剰摂取によって健康に良くない栄養素もあるようなので、サプリメントの摂取量や成分・詳細を理解することが大切だと思いました。自分自身では判断が難しい場合には、お医者さんに相談するのが一番かもしれません。

大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲン(女性の健康と美容に大きく関わっているホルモン。)に似た働きをしてくれるようです。大豆イソフラボン研究の第一人者といわれる家森先生のお話しによると、女性は高齢になるとエストロゲンの量が減っていき更年期障害になるのですが、大豆を多く摂取している日本などアジアの女性はほかの国の女性に比べ症状が軽いようです。また、高血圧・高コレステロールの方が多いブラジルの女性に大豆イソフラボンを食べてみてもらったところ、血圧・コレステロール値ともに低下した結果もあり、近年、増加しているいわれている骨粗鬆症にも効果があることが分かっているようです。(骨の形成には女性ホルモンが関わっているそうです。)

昔から大豆を多く使っている日本食は健康に良い本当に素晴らしいものだと感じました。海外の食も美味しくて良いものも沢山あると思いますが、日本食はもっと凄いのかもしれません…。大豆イソフラボンは更年期や骨にも効果的なようなので、年齢や性別に関係なく摂取したほうがよいと思いました。

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